
沿革
2011年12月8日 ピースオブケイク(現note株式会社)創業
株式会社ピースオブケイク(現・note株式会社)は、デジタルコンテンツの未来を切り拓くために設立されました。
クリエイターのみなさんが、気持ちよくものづくりをして、受け手のみなさんに気持ちよく届ける。そんなしくみをつくりたいと思います。
もっと自由に、もっとおもしろく、もっとわかりやすく、もっと熱く!
コンテンツとテクノロジーとデザインを融合させた、新しいプラットフォームをつくります。(CEO・加藤 創業した当日のブログより)
他企業のオフィスを間借りしていた最初のオフィス(渋谷区渋谷)
創業当初の社名「ピースオブケイク」の由来
社名はずいぶん悩みました。ぼくはネーミングがわりと得意なほうだと思うのですが、なかなか決められませんでした。
かわいさ、ユーモア、知的さ、根性、国際性、メジャー感など盛り込みたいものが多すぎて、相当たくさんのアイデアをボツにしました。
『宇宙兄弟』というマンガのファンのひとはもうわかりますよね。ぼくはこのマンガが大好きなのですが、答はそこにありました。主人公のムッタの決め台詞がこれです。
It’s a piece of cake!
直訳だと「ひと切れのケーキ」ですが、こういう場合は「楽勝だよ!」という意味になります。
この言葉は、チャレンジするひとが、その状況を楽しみながら、そして、やせ我慢をしながら言う言葉ですよね。そんな感じで、さまざまなクリエイターといっしょに、いろんな仕事にチャレンジしながら、楽しみながら、やせ我慢しながら、成果を出していけたら、社会に貢献していけたら、こんなに幸せなことはないんじゃないかと思います。(CEO・加藤 創業期のブログより)
2012年2月/7月 資金調達
2012年2月 フェムト・スタートアップLLPを割当先とする第三者割当増資を実施
2012年7月 サイバーエージェント・ベンチャーズ(現:サイバーエージェント・キャピタル)を割当先とする第三者割当増資を実施
2012年9月11日 コンテンツ配信サイトcakesを開始
記念すべき初めての投稿
cakesは、デジタルコンテンツをウェブで配信するためのプラットフォームです。
インターネット上でコンテンツを流通するためにつくられた新しい市場であると同時に、読者のみなさんが好みのコンテンツに出会える新しいメディアでもあります。
ぼくらがやりたいことはものすごく単純です。
コンテンツをもっともふさわしいメディアにのせてひろく届ける。
伝えたい内容にあったメディアを選んで、より広く伝えるのがぼくらのミッションです。そうしたら、世界をほんの少し、前にすすめることができるかもしれない。いまはウェブがいちばん便利だと思うので、そこにコンテンツの流通のしくみをつくりたい。そんなふうに考えて、cakesをつくっています。(CEO・加藤 創業期のブログより)
cakes立ち上げの詳細は、以下のインタビューをご覧ください。
2013年4月 資金調達
新生企業投資、フェムトグロースキャピタル、ジャフコを割当先とする第三者割当増資を実施
2014年4月7日 メディアプラットフォームnoteを開始
CEO・加藤が投稿した1記事目のnote
その昔、菊池寛というクリエイターが、クリエイターによるクリエイターのためのメディアがほしいということで「文藝春秋」という雑誌を立ち上げました。そして、たくさんのクリエイターが集い、作品を発表しました。
雑誌を続けていくと、作家ごとの作品がたまっていきます。それらをまとめたのが単行本、つまり「本」です。「文藝春秋」からは、すばらしい本がたくさん生まれました。紙の時代は、クリエイターを集めたメディアとして雑誌があり、個人のためのメディアとして単行本があったのです。
クリエイター側から見たnoteは、日常の活動報告、ファンとのコミュニケーション、作品づくり、そしてビジネスまで、すべてのクリエイティブ活動がワンストップで実行できる場所となります。あらゆる分野のクリエイターの、いちばん基本的な活動の場所となることを目指しています。(「noteをはじめました。」より、一部抜粋)
当時作成した、noteのプロモーションビデオ
noteの取り組み、noteから生まれたコンテンツはコチラから。
2014年6月 メディア作成機能「マガジン」を公開
2014年7月 第一暁ビルに移転
2014年10月 noteのiOS/Androidアプリを同時公開
2014年12月 ハッシュタグ機能を公開
2015年5月 SmartNewsに「noteチャンネル」を開設
2015年10月 初のcakesクリエイターコンテスト開催
かっぴーさん、有賀薫さん、スイスイさんはじめ13名を選出
2015年11月 初のコラボマンガコンテストをコルクと開催
2016年3月 予約投稿や継続課金マガジンの申込みができる「noteプレミアム」の提供開始
2016年12月 資金調達
電通デジタルファンドを引受先とする第三者割当増資を実施
2017年1月 資金調達/資本業務提携
TBSイノベーション・パートナーズを引き受け先とする第三者割当増資を実施
株式会社イードと資本業務提携
2017年10月 CXO 深津就任
noteのコア体験、グロースサイクルにそった「カイゼン」が加速度的に進み、クリエイター、読者、コンテンツが急速に増加していく。
(深津さんがCXOになった3つの理由、最後の1つは?)
「最高責任者として権限をくれたから」です。UXデザインを本当にがっつりやろうとすると、いろいろな部署に向けて「これは絶対やって欲しい」「これは絶対やってはいけない」と強くお願いすることが必ず出てきます。様々なことを横断で連携していかないと、いいUXは設計、実装できません。場合によっては予算の配分や決済権もほしいくらい。いち「デザイン担当」や「受託」では、そういうことはとても難しいと思います。だから、「CXOになってください」というオファーは、お客さんの内側から深く関われるため、願ったり叶ったりでした。ここまで権限をいただけることは、お客さんの中でも非常に珍しいことなので。(「深津貴之さんが、ピースオブケイクのCXOになりました。」より)
まずはcakes / noteのコア体験である「読むの楽しい」と「書くの楽しい」から着手していこうと思います。(「最高体験責任者(CXO)としてお手伝いすることになりました」より)
「読むの楽しい」「書くの楽しい」のサイクルを回すグロースモデルも、就任後、早々に公表していました。
2017年12月 スマート新書レーベルを開始
スマート新書は”手のひらにおさまる教養”をコンセプトにした、スマートフォンサイズの新書のシリーズです。ページ数は100ページ前後で、あたらしい知識を30分程度で読むことができます。
2018年4月 noteクリエイター支援プログラムを開始
note クリエイターが活躍する場を広げるために、note株式会社がメディアパートナーとともに才能の開花を後押しするプログラム。パートナー数は60に随時拡大(2020年2月時点)しています。
※メディアパートナーへのインタビューはこちら
2018年8月 日本経済新聞社と資本業務提携
noteクリエイターの表現活動を日経で展開したり、日経コンテンツのnoteでの展開といったコンテンツ連携、新サービスの共同開発などを進めていきます。
note株式会社は、メディア企業に対して新しい事業機会を提案していくと同時に、引き続き、クリエイターの活動をエンパワーしていきたいと思います。
2018年9月 資金調達
マイナビ等を引受先とする第三者割当増資を実施
2018年9月 note for shopping を開始
クリエイターがファンを増やすためにnoteで商品や開発背景を紹介するときに、商品ページの表示をしやすくするための仕組みです。15のECプラットフォーム(2020年2月時点)がパートナーになっています。
2018年12月 外苑前にオフィス移転
真っ白なノートに作品をつくっていくイメージで、プレーンな印象になるように白を基調に配色しました。
新オフィスでは、よりたくさんのクリエイターの活動をサポートできるよう、イベントスペースも設置しています。
イベントホールでは、毎日さまざまなイベントを開催しています。最新の開催情報はこちらから。
2019年1月 noteのMAUが1000万を突破
2019年3月 note proの提供開始
note proは、ファンに届ける企業の情報発信プラットフォーム。利用企業はサイト構築や集客の手間をはぶいたぶん、自社やサービスの想いを発信することに集中できます。
「ブランディング」「リクルーティング」「ファンコミュニティ作り」「サブスクリプション」など、企業がポジティブなユーザーとつながって関係性を深めていくサポートをします。
※1000万MAU突破のnoteが新たに法人向けの「note pro」をローンチ
https://jp.techcrunch.com/2019/03/13/note-pro/
※参考
2019年4月 note5周年
5周年を記念して、CEO・加藤とCXO・深津からメッセージを送りました。
2019年5月 ソーシャルプラグインの「 note で書く」ボタンを公開
各サービスの情報が流通しやすくなり、note ユーザーが創作をつづけるきっかけも増やすために、 メディアサイト向けのソーシャルプラグイン「 note で書く」ボタンを公開しました。第一弾として、日本経済新聞 電子版(PC版)に搭載されました。
2019年6月 noteに求人情報をリッチに埋め込める機能追加
2019年6月 note pro編集パートナーを発足
企業と note pro編集パートナーの出会いをnoteがお手伝いすることで、個人や企業のだれもがメディアとなる時代に向けた「創作を続けられる」仕組みづくりを行います。16のnote pro編集パートナー(2019年8月時点)に協力いただきます。
2019年7月 noteプロデューサーに徳力さん、最所さんが就任
2019年7月 超速のコミックビューアをnoteが開発
既存のビューアにくらべて超高速なページ送りと表示速度を実現しています。
2019年7月 UUUMと資本業務提携
クリエイターの支援を行ってきた2社が提携することで、両社の得意領域を活かして、クリエイターが活躍する場やサポート領域のさらなる拡大を目指します。あらゆるクリエイターの創作活動を助け、発信する場をつくり、活動の後押しを強化していきます。
2019年7月 note proスタートアップ応援プログラム開始
パートナーのベンチャーキャピタルから支援を受けているスタートアップは、1年間無料でnote proを利用できます。本プログラム参加者同士の交流会や情報発信の勉強会も開催しています。
2019年8月 テレビ東京HDと資本業務提携
noteとテレビ東京の放送を双方向で活用し、放送とインターネットが融合した世界で新たなタイプのコンテンツを生み出していくのが最大の狙いです。noteのクリエイターが活躍する場を広げていきます。
2019年9月 noteのMAUが2000万を突破
2019年10月 グロース戦略顧問に樫田さん就任
2019年11月 note proを活用した「文藝春秋digital」スタート
2019年11月 noteのドメインを「.com」へ移行
CTO今の技術面解説記事
その後の成果
2020年2月 noteの「サークル」スタート
あらゆるジャンルのクリエイターが自分のコミュニティやサークルを手軽に月額会費制ではじめられます。参加するメンバーは交流したり、限定の情報を得ることが可能です。
2020年2月 日経とnoteが共同運営する学びのコミュニティ「Nサロン」開始
日経の「ビジネス」、noteの「クリエイティブ」、双方の良いところを掛け合わせて継続的な学びの場を提供しています。
2020年2月 「ストア」機能スタート
クリエイターがECサイトで販売している商品を、自分のnote上で一覧表示できる機能です。連携しているプラットフォームのいずれかで商品を販売しているクリエイターは、自分のnoteに商品を一覧表示するページをつくることができます。
2020年2月 新型コロナウイルス拡大へのさまざまな対応を開始
2020年3月 新任社外取締役が就任
2020年4月 note株式会社へ社名変更
2020年4月 note6周年
6周年を記念して、CEO・加藤とCXO・深津からメッセージを送りました。
2020年5月 note placeのオープンを発表
あたらしい時代にぴったりな設備とじゅうぶんなソーシャルディスタンスが保てる空間です。クリエイターとファンの関係をさらに深める場、クリエイターの発信拠点としていきます。
2020年5月 noteのMAUが6,300万を突破
2020年9月 note CREATOR FESTIVAL開催
2020年12月 文藝春秋と資本業務提携
……つづく。