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一人ひとりの力を信じて任せる。法人事業を牽引するリーダーが大事にしている想いとは

10周年を迎えたnoteは、さらなる成長のために積極的に採用活動を行っています。

Organization Successグループ(人事・労務部門)の責任者・中西麻子なかにしあさこが各グループ長にインタビューする本シリーズ。3人目に登場するのは、noteの法人事業を担うB2B事業グループ長の半田美幸はんだ みゆきさんです。

noteの法人向け高機能プラン「note pro」の事業責任者として事業戦略や組織マネジメントを担当し、マーケティング、セールス、カスタマーサクセス、事業開発などビジネスファネルを統括。プロダクト開発チームと連携してnote proの機能やサービスを充実させ、法人のビジネス成果に貢献する施策を次々と打ち出しています。

本記事では、B2B事業グループが担っている役割や、目標達成のためにどのような人材を求めているのかをうかがいます。


人生のミッションとnoteのミッションがリンクした

——半田さんがnoteに入社した理由を教えてください。

半田さん 今までの経験のなかで、会社の不満をいうひと、家庭の事情で仕事を諦めているひとなど、自分の生き方や働き方に満足していないひとの姿を見てきました。

でも、人生を自由に選択して自分らしく生きるひとが増えたら素敵ですよね。だからnoteの、自分の考えを直接表現することで収益を得たり、すてきな出会いに結びついたりする世界観にとても共感して……。

というわけで、転職活動ではnoteが第一候補でした(笑)。

—— なんと!うれしいです!ちなみに転職活動前からnoteを知っていましたか?

半田さん はい。もともとnoteユーザーだったんです。以前からnoteに書かれたビジネス記事や、エッセイを読んでいました。文章を書くのが好きなので自分でも記事を投稿しています。転職を考えはじめたときに、自分がつかっているnoteというサービスのよさに気づいた、ともいえますね。

前職のLIFULL社では、不動産ポータルサイト「HOME'S」のプランナーやマーケティング、新規事業などを経験。2020年4月にnoteに入社し、事業開発の部署に配属となりました。商品開発や社内の仕組みづくりなど請け負う、いわば組織のなんでも屋ですね。2022年から法人向けサービスnote pro全体の事業責任者になりました。

半田美幸さんの写真
半田美幸(はんだ・みゆき) 新卒でWEB制作会社に入社。その後、株式会社LIFULLでプランナーやマーケティング、新規事業の経験を積み、2020年にnoteに入社。現在はB2B事業グループ長として、noteの法人向け高機能サービス「note pro」の事業責任者を務める

属人的だったプロセスを仕組み化して、だれでも業務を回せる組織に

——とくに印象に残っているチャレンジングな経験はなんですか?

半田さん 2つあります。1つ目は、note proのカスタマーセールスチームの立ち上げです。以前はnote pro専門のカスタマーセールスチームがなく、お客様対応が属人的で煩雑だったんです。1から仕組みを整え、チームをつくり上げました。

2つ目は、note proの事業責任者として、2023年に前年比40%の売上成長を達成したことですね。

——カスタマーセールスチーム立ち上げの背景について、もう少しくわしく教えてください。

半田さん 実は当時、お客様対応に関するオペレーションの課題が顕在化していた上に、対応できるメンバーの数が足りなくて……。だれかがやらざるを得ない状況で、私に白羽の矢が立てられた感じですね。過去のSlackを漁ったり、システム担当に話を聞いたりしながら、なんとか乗り越えました。タイミングよく新入社員が入ってきて、一緒に対応に当たってくれたのがとても心強かったです。

この頃は1日でタスクが30個ほど溜まり、3日で100個近くになってしまって、どうやって解決していくのかと頭を抱えました。人員不足のなか、タスクをこなしていくのが本当にたいへんで。

そのような経験から、業務の洗い出しやマニュアル作成、システム化を行い、チームの基盤を1からつくり上げました。

——その後、note proの事業責任者に就任しました。そのときの心境はいかがでしたか?

半田さん 希望のポジションだったので、願いが叶ったことが純粋にうれしかったです。実は組織変更前に、上司に意思表示をしていたんです。成果を上げ、自ら手を挙げることの大切さを実感する経験になりました。

——事業責任者として、どのように売上を伸ばしていったのでしょうか。

半田さん 就任当時はnote proには開発リソースがほとんどない状況。そこで、お客様のニーズに応えるべく販売体制やカスタマーサクセス体制を整備していきました。属人的だったプロセスを仕組み化し、だれでも業務を回せるように標準化。ひとが増えても教育コストをそれほど掛けずに済むチームの基盤をつくり、組織を発展させることを意識しました。

——事業責任者として一番つらかったのはどんなときですか。また、どのように乗り越えましたか?

半田さん 数値が伸びなくて、どういう道筋を立てればいいのかわからなかったときが一番しんどかったですね。事業戦略をつくりきれておらず、将来的なビジョンが見えないのがつらかったです。

そんなときは、なんのために事業をやっているのか、noteのミッションに立ち戻ることを意識しました。チームメンバーの頑張りにも励まされましたね。

事業をドライブさせる特効薬はありません。この事業をどうしたら伸ばせるのか、価値あるものにできるのかをつねに考え続けなければ。考えたらアウトプットして書き出し、プロダクト担当や経営陣にフィードバックをもらい、ブラッシュアップする作業を地道に続けています。

中西麻子さんの写真
Organization Successグループ(人事・労務部門)責任者 中西麻子

2つの組織がワンチームとなってnote proをアップデート

—— note proの組織体制と規模を教えてください。

半田さん note pro事業は、大きく2つの組織を持っています。

1つがビジネス側と呼ばれるマーケティング、セールス、カスタマーサクセス、事業開発。もう1つはプロダクト開発チームで、専任でnote proのシステム開発を行っています。

私が直接マネジメントしているのはビジネス側で、業務委託も含めると20人くらいの組織規模ですね。

——プロダクト開発チームとは、どのように連携しているんですか?

半田さん ビジネス側とプロダクト開発チームは非常に距離が近くて、ワンチームという感覚ですね。週に2〜3回、連携ミーティングの時間を取って、進捗や課題、やりたいこと、戦略などを擦り合わせて、つねにアップデートしています。

ビジネス側とプロダクト開発側は、ともすると対立構造になりかねないといわれますが、note proチームはお互い率直に意見を交わしながら、いい関係性を保っているのではないでしょうか。上位の目的を共有できているので、必要なものを分かち合いながら一緒に事業を進めています。

——大人数で多様な組織のトップとしてなにを大切にしていますか?また、組織マネジメントで意識していることは?

半田さん 組織のトップは、自分がなぜここにいるのか、なんのために仕事をしているのかを、メンバーにしっかり語れることが大切だと考えています。自分の想いを大事にしながら、組織全体の指針を示せる存在でありたいですね。

また、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」というミッションのとおり、noteはクリエイティブ性を大事にする会社なので、社員のクリエイティビティを伸ばせるように意識しています。自ら判断して物事を進められる人材を育成するために、チャレンジできる機会や環境を用意すること、発言しやすいようにフラットでオープンな関係性をつくること、グループ長自らがミッションを発信していくことなどを心がけています。

——チャレンジングな機会とは具体的にどんなことですか?

半田さん たとえば、これまでカスタマーサクセスとしてお客様対応をしていたメンバーに、マーケティングのためのターゲットの調査をお願いしたことがあります。そのひとの仕事ぶりを見て、顧客観察力やマーケティングの知識、情報収集力などに長けていると感じていたので。やや難易度が高い業務にはなるけれども、やり切るイメージがあったんですよ。そのメンバーも初めての経験で、依頼されたことに驚いていましたが、プロジェクトをしっかりやり遂げてくれました。

——note社ではリモートで仕事をするメンバーが多いなか、メンバーをよく把握しているんですね。

半田さん ミーティングでは雑談を挟んで、メンバーの話している言葉のトーンや表情を見るようにしています。仕事がうまくいっていないときは、言葉が乗らなかったり、表情が曇っていたりしているんですよ。そういうサインを見逃さず、おかしいと思ったらすぐに話を聞くようにしています。ただしこの方法は、日頃からメンバーと信頼関係を築いておくことが大切ですね。

——半田さんといえば、「スナックのママをやってみたい」の一言でやることになった、社員飲み会「スナック美幸」企画が社内で有名ですが、どんな狙いがあったんですか?

半田さん みんなと話しやすいオープンでフラットな関係性を築きたいという想いからです。上司は部下を飲み会に誘いづらいものですが、「スナック美幸」なら来ても来なくてもいいですし、軽い気持ちで参加しやすいかなと。もちろん、私自身がたのしみたいのが一番の理由だったのですが(笑)。

新しいことをどんどん試し、すぐに実行していくたのしさを、あなたも体感してみませんか?

——事業をグロースするために、組織として解決していきたい課題や目標はなんですか?

半田さん note proはいま、契約者数を増やしていく、新しい市場を取っていく、という2つの大きなチャレンジをしている状態です。

noteというプラットフォーム上で、法人のビジネス成果に貢献する。これがnote proがやりたいこと。プラットフォームが持っている集客力やクリエイターの力を、もっと法人に還元できるかたちで戦略を伸ばしていきたい。そのためにも組織力の強化や人材採用に力を入れていきます。

——採用を考えているポジションや、そこで求めるスキル、マインドを教えてください。

半田さん いま募集しているポジションはシニアマーケターです。noteはまだまだ成長段階の企業なので、やりたいことがたくさん。価値をつくるだけでなく、それをお客様に届ける役割を牽引してくれる人材を求めています。 

具体的には、マーケティング領域でマーケ戦略の立案から実行まで経験があり、マネジメントもできる方。また、自ら現場に入って手を動かし、スピーディーに仮説検証を回せるタイプのひとが向いています。プレイヤーとしての部分も担いつつ、チームを引っ張っていける方だとうれしいですね。

マインド面では、新しいことをどんどん試して提案し、実行していくことにたのしさを感じられる積極性のあるタイプ。また、変化への柔軟な対応力も求めています。環境の変化が激しいなかで、それをたのしみながら対応できる方にはピッタリです。

noteはやりたいことがあれば、たのしめる上にやりがいを持って働ける会社だと思います。権限も与えてくれるし、信頼もしてくれる会社ですよ。逆に指示通りに動きたいひとや責任を持ちたくないひとには、あまり向いていないかもしれません。

状況は日々変化してスピード感があり、会社も事業もまだ成熟していないからこそ、それをたのしめるかどうかがカギです。一人ひとりの力が大きなインパクトを持つ事業なので、やる気のある方はぜひ私たちと一緒に事業を進めませんか?お待ちしております。

まとめ

今回のお話から、半田さんのnoteに対する強い思い入れと、情熱を持って事業に取り組んでいることが伝わってきました。一人ひとりの力を信じて任せつつ、ミッションをしっかりと発信していくリーダーシップのスタイルも印象的。組織の未来を見据えつつ、挑戦を続ける半田さんのもと、note proチームのさらなる発展と活躍がたのしみです。

note pro事業に少しでも興味を持ってくださった方、ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう!

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interviewed by 中西麻子 Text and Photo by 本多いずみ

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