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入社直後から第一線!僕らを虜にしたのは、ピースオブケイクのグルーヴ感だった

ピースオブケイクの特徴のひとつが「会社が掲げるビジョンを実現するためなら、どんなことにでもチャレンジできる」こと。もちろん、社歴や年齢は一切関係ありません。

手前味噌ですが、入社直後から活躍している社員がとても多い環境だと言えます。

では、なぜわたしたちは社歴の浅いメンバーでも大きな仕事を任せるのでしょうか。そして、どうやって成功へと導いていくのでしょうか。

今回の#noteのみんなでは、入社数ヶ月で当社の注力事業である「note pro」の契約管理システム導入など重要業務を任されている和田さん、CTOの今(こん)さん、中長期の開発を取りしきる福井さんの座談会の様子をお届けします。

彼らの言葉から見えてきたのは「ピースオブケイクで活躍しているエンジニア像」でした。


不安は、グルーヴ感で乗り越えられる

ー2019年4月に入社したばかりの和田さん(※2019年7月取材)ですが、どういった仕事を任されているのでしょうか?

和田:主に中長期の案件を担当しています。noteのユーザーの目に触れる部分というよりも、決済や顧客管理データなどウラ側の部分が多いですね。具体的なお話をすると、2019年3月にリリースされたばかりの、noteを法人のオウンドメディアとして活用していただくnote proの契約まわりですね。

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和田良太(わだ・りょうた)/サーバサイドエンジニア。ニュースメディアを運営する企業のエンジニアとして7年ほど勤務。2019年3月にピースオブケイクへ入社。暇さえあれば自動販売機を探しに出かけ、その様子をnoteにまとめている

ー「注力事業の重要部分」という印象を受けますが、なぜ和田さんに?

:和田さんの場合、ジェネラルに活躍でき、かつtoBに強い印象を受けたからです。

どういうことかというと、前提としてやりたいことは山積みでタスクはたくさんあります。それらのタスクは、小さなカイゼンか長期施策か、toBかtoCか、重点が置かれるのはサーバかフロントか……いろいろな軸で分類でき、向いているエンジニアのタイプも異なる。

面接では受けてくれた人の志向性を推測しつつ「こういうタスクに向いていそうだな」と考えています。特に中途採用の場合は即戦力を期待するため、重要度が高いタスクに対して「アサインしたいエンジニア像」を想定しているわけです。そこがピッタリと当てはまったのが和田さんでした。

さらに、和田さんはnote proにおけるさまざまな仕組みの構築に注力し始めるタイミングだったこともあり、すぐにお任せしようと考えました。

ー和田さんはいきなり重要な仕事を任されることへの不安はなかったんですか?

和田:もちろんゼロではありませんでした。でも、入社が決まった段階で腹をくくっていた部分もあるし、「任せたい」と言ってもらえること自体嬉しいじゃないですか。だから、「やるしかないな」と。

実際やり始めたら不安なんか1週間ぐらいで吹き飛びましたけどね。「そんなこと考えている暇なんてないぞ」って(笑)。

あとは、すごく周りが協力的だった。なんというか、みんなが同じ方角に向かって走っている感覚があるんですよね。やっていることの難易度は高いけど、関係者との連携や調整はすごくスムーズ。だから、あまり不安を感じないのかもしれません。

たとえば、追加で機能を実装するとき。一般的な事業会社では、ビジネスサイドの人が発案してエンジニアリングサイドがサービスに落とし込んでいくと思うのですが、ピースオブケイクの場合は僕もバンバン発言して、取り入れられています。全員でつくっているグルーヴ感がすごいんですよね。

「できない」ではなく「どうすればできるか」を考えよう

ー面接ではどういったところを見ているんですか?採用のポイントというか。

:2つあります。

ひとつはエンジニアとしてバランスよく動けること。今のピースオブケイクの規模だと、サービスの守備範囲が広いので。自分の専門分野以外にも興味を持って動けるエンジニアをお迎えしたいと思っています。

もうひとつは、コミュニケーションが前向きかどうか。「工数がかかりそうだけどどうする?」という問いに対し、「無理」と回答するのではなく、「一部機能を落とせばできる」、「仕様を少し変えればできる」など、ある程度妥協しつつもやりたいことの本質を大きく変えない議論を前向きにできるマインドの方がいいですね。

「まず素早く試そう」。時間をかけて完璧を目指すのではなく、スピード感を大切にするのは当社のValueのひとつでもあります。

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今雄一(こん・ゆういち)/ CTO 1985年北海道生まれ。千葉大学大学院工学研究科修了。ディー・エヌ・エーにてソーシャルゲームのサーバーサイド開発業務と運用を経験。2013年9月より現職。noteの立ち上げから関わり、現在もインフラからフロントエンドまで幅広く対応

福井:僕も面接を担当する際にコミュニケーションに関してはよく見ていますね。まずはちゃんと会話のキャッチボールができるか。もう少し具体的に言うと、対非エンジニアの人たちに対してわかりやすく説明できるレベルかどうかです。

エンジニアって、プログラムを書いているだけの仕事とつい誤解されがちなのですが、そんなことはないし、特にピースオブケイクの場合はコミュニケーションが求められる機会はとても多い。もちろん技術力があるに越したことはないんですが、それ以上に大事なポイントかもしれません。

:ウェブの世界は、だいたいのことは勉強すればできるようになりますからね。僕がよく聞くのは「どういうチームだと働きやすいですか?」ですかね。回答から志向性をイメージして、どのチームへの配属がフィットするのかを考えています。

ー在籍されている方の共通項としてnoteやcakesといったサービスへの興味関心の強さもあると聞きました。

和田:それはありますね。「生活に関わるから」「使っている言語が得意だから」というよりも、シンプルにnoteが好きで、もっと使いやすくしたい、いろんな人に使ってもらいたいからコードを書いているようなエンジニアが多いような気がします。

:そういう意味では、和田さんはnote愛にあふれていましたね。

和田:そうですね(笑)。

ー自社サービスが好きなことに越したことはないと思うんですが、note愛みたいなものってどれくらい実務に直結するんですか?

和田:それでいうと、もしかしたら直結はしないかもしれません。note愛があればいい仕事ができるとは断言できない。でも、ユーザーに魅力を感じてもらえているサービスであるためには、やっぱりnote愛が必要なのではないでしょうか。

たとえばValueにある「クリエイター視点で考えよう」もnoteに興味がないとクリエイター視点すらわからないですよね。やみくもにつくったとしても誰からも支持されない機能が追加されてしまう。どの職種にもいえることかもしれませんが、特に今担当しているサービスの屋台骨を組むような仕事に関しては、事業への興味関心がすごく大切だと思います。

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福井烈(ふくい・たけし)/エンジニア。1983年弘前市生まれ。SIer、ソーシャルゲーム、スタートアップを数社経験した後、2015年3月に入社。2015年6月より神奈川県から青森県に住まいを移し、フルリモートをしながらcakesとnoteの開発・運用に携わる。フロントエンド/バックエンド/インフラとレイヤーに固執せず必要であれば何でもやるスタイル。

福井:もっと言ってしまえば「noteを使っていること」ですね。もちろん強制しているわけではないのですが、みんな書いていますよ。「エンジニアだから技術の話」みたいなことも全然なく、みんな自由に、ジャンルもさまざま。でも、自分たちがユーザーだからこそ、「ここ使いづらいな」みたいな部分が改善のタネになる。サービスへのコミットメントってそういうことですよね。

元編集者で、エンジニアリングへの理解が深いCEOの存在

ー実際に入社して期待に応えるために意識的に取り組んだことってありました?

和田:うーん……本当は意識的に何かに取り組まなきゃいけないと思うんですが、会社から「あれやれ、これやれ」と言われることはほとんどないですし、そもそもこの会社は毎日刺激が多いので、自然と頑張っている感覚はありますね。

スピード感は速いし、ハイレベルなエンジニアが集まっているし、追いつくためにはインプットもアウトプットも精度を高めていかなくてはいけない。周囲に食らいついていこうという意識はめちゃめちゃ強いです。

:そういう雰囲気ってどういうときに感じます?

和田:日々の雑談で感じますよ。たとえば誰かがSlackで「Go言語やろうかな」とつぶやいたら、周囲が「この本いいよ」「あの本もいいよ」と役に立つ本を教えてくれる。そのSlackでのやり取り自体がものすごい価値ですよ。

雑談で無意識に行なわれるコミュニケーションがとてもありがたいですね。成長しようとする人が集まっている環境です。

ーコミュニケーションを円滑にするための会社としての施策ってあるんですか?

:あえて挙げるとしたらタスクの納得感を高めるようにはしています。外的要因のロジックだったり、無理やり数字目標を達成するためだったりでタスクが決まることはありません。

MissionやVision、Valueに紐付いた中長期目標に基づいてタスク分解していくので、「なんのためにコレをやるんだ?」とならない。むしろみんなで考えているので、納得度は高いように思います。……って、どうですか?

和田:あります、あります(笑)。だから周りも何をすべきか理解しているので、協力体制も築きやすいんだと思います。

ー正直、今のピースオブケイクのフェーズだと同時多発的に課題と直面すると思うんですが、そのあたりの中長期目標にもつながる優先順位はどうつけているんですか?

:大きなところはCEOの加藤とCXOの深津はじめ経営陣で決めています。ポイントは、享受する人が多い課題を優先していくこと。特定ケースの特定顧客のためだけの機能みたいなものは極力つくらないですね。そのあたりは深津が名人的に上手なんで、頼りにしています。

福井:そのあたりの意思決定の背景みたいなところもメンバーにはきちんと伝えるよう意識していて。だからブレがないのかもしれませんね。

和田:別の観点だと、CEOの加藤は書籍の編集者として有名ですが、もともとはエンジニア向けの専門誌を担当していました。個人的には、加藤がクリエイティブやエンジニアリングへの理解が深いことも大きいポイントだと思います。

エンジニアやデザイナーたちと同じレベルで対話ができるから、こちらもどんどん発案できる。トップダウンのコミュニケーションになっていないことも、納得度が高い要因だと感じますね。

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ー「トップが元編集者で、エンジニアリングやクリエイティブに理解がある」ってかなりレアなケースだと思います。そして、ピースオブケイクの「今」というタイミングだからこそ味わえるおもしろさがあることを実感しました。

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Text and Photo by 田中嘉人

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