ユーザーと近い距離で開発をしたい。エンジニア・澤村がみている景色。
ピースオブケイクのPR・森本です。
わたしがピースオブケイクに入社する前、noteのカイゼンに喜ぶユーザーの反応を目にする機会がたくさんありました。
「待ってました」「助かる」
ユーザーとサービスの進化を喜び合えるっていいな。わたしがピースオブケイクに興味を惹かれるキッカケの1つでした。入社して改めて実感しましたが、サービスのカイゼンは全社一丸となってこだわっています。
ピースオブケイクで働く社員を紹介している「#noteのみんな」シリーズ。
今回はカイゼンに関わる社員の1人、サーバーサイドエンジニアの澤村さんにインタビュー。カイゼンの話を聞いていたら、澤村さんがピースオブケイクで働く意義についてアツい話が展開されました。
【プロフィール】澤村 花織(さわむら かおり)
受託開発の会社や合同会社DMM.com(旧:株式会社DMM.com ラボ)でサーバーサイドエンジニアとして勤務したのち、2017年3月から現職。note のカイゼンチームで既存機能の改善、新規機能の実装に携わる。最近は統計の勉強にハマって、試行錯誤をまとめた note を更新中。
「これもできるんだ」 クリエイターが note でできることを増やしたい
ー澤村さんはたくさんのカイゼンに関わってきましたよね。最近では2019年の2月末にリリースされた「ファイルアップロード」が印象に残っていると伺いました。これは、どんな機能なんでしょうか?
note に、PDFやドキュメント、デザインデータなどのあらゆるファイルをアップロードできる機能です。それまでは、記事の文脈で紹介したいファイルがある方には、外部のサービスにアップロードしてから共有URLを載せるようにお願いしていました。
クリエイターのみなさんからも「note 内で完結させたい」という要望を多く頂いていて、早く実装したい機能の1つでした。
ーどんな使い方を想定されていたんでしょう?
たとえばエンジニアに身近なところだと、技術紹介がしたい人は技術書をPDFで貼って有料で公開したり。なにかのデータを例示したい人はCSVで紹介もできたり。音楽系のファイルをのせたい人もいるだろうし。みなさん色々な用途で使ってくれるようになりました。
ーユーザーからたくさん反響があったのが、印象的です。
そうですね。「これができるなら note をはじめよう」という人がカイゼンをするごとに増えていくのが嬉しいです。note で表現できることが増えると、そこから新しい文化も生まれてくると思います。note は『街』と表現されることがありますが、今までよりもっとみんなが住みやすい多様性にあふれた街になるように頑張っていきたいです。
ーカイゼン内容は、どんな経緯で決まることが多いんでしょうか?
きっかけはさまざまですが、軸にあるのは「ユーザーの声」ですね。ピースオブケイクのバリューである「クリエイター視点で考えよう」「ユーザーと対話しよう」のとおり、ユーザーの声へ真摯に向き合う風土があると実感しています。
カスタマーサポートからのフィードバックやユーザーのつぶやきは社内 Slack でよく共有されています。他にも社内でユーザーインタビューをおこなったり、データに基づいて施策を検討したり、note のヘビーユーザーでもある社員のアイデアが採用されることもあります。
もっとユーザーの近くに。同じ視点で開発できる環境をもとめた
ーそもそも、澤村さんがピースオブケイクに入社した理由を教えてください。
自分もユーザー視点を持てるサービスに関わりたくて入社しました。もともと「誰かの課題を解決できる仕事」がしたくてエンジニアになったんです。新卒では受託開発の会社に入社しました。そこで仕事をしていくうちに「もっとユーザーの声が知りたい」「ユーザーに寄りそった開発がしたい」という気持ちが湧いてきました。
本当にこの機能がユーザーに好まれるのか? 求められているのか? が自分のなかで腹落ちできていなかったんです。よりユーザーに近い場所を求めて、自社サービスを持つ企業へ転職をしました。
その際に、自分も好んで使えるサービスのほうが、もっとユーザーと同じ目線を持てそうだと考えてふたたび転職活動をしました。ピースオブケイクで面接したCTOの今(こん)さんは、自身が note のヘビーユーザー。一番のファンだからこそ、サービスをより良くしていきたい気持ちが伝わってきて、志望度が上がりました。
ー「ユーザー視点を持てる」という意味であれば、他にも澤村さんが利用していたサービスはきっとありましたよね。そのなかでも、ピースオブケイクに惹かれた理由はありますか?
解決しようとしている社会課題に共感できたことかもしれません。わたしは昔から本を読むのが好きでした。ただ、実際は出版されなかった本や日本では翻訳されなかった海外の書籍がたくさんあると思います。せっかく表現をしても、人の目に触れるまでは狭き門‥‥。
クリエイターがなにかに制限されずに創作活動をして発表できたら、チャンスは広がる。読者からしても出会いの機会が奪われることはない。双方の選択肢がすごく広がるので、救われる人がたくさんいるんじゃないかと思っていました。
ーすごい。わたしも本は好きですが、そこまで想いを馳せたことがなかったです。
わたしも出版業界の経験はないので、あくまで個人的にモヤモヤしていただけなんですけどね。そんな気持ちがあるなかで話を聞いたピースオブケイクの「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」というミッションにすごく惹かれました。
ミッションどおり、note を使えばだれでも気軽に創作活動をはじめられて、いろんな人が書き手にも読者にもなれる。新しい世界が広がりそうだと感じました。
ー「ユーザー視点を持てるサービスに関わりたい」という気持ちで入社されましたが、実際はどうですか?
「何が欲しいのか」「この改修をして本当に意味があるのか」は肌で感じられるようになりました。ユーザーにとって、意味のある改善ができていると思います。
ーいまのエンジニア組織は、どんな雰囲気ですか?
バイブスが合う人たちです。言語化が難しいんですが‥‥(笑)
みんな何かしら好きなものがあって、アツさというかエモさがあります。親身になって色々教えてくれたり、質問に答えてくれたり、あたたかい人が多いですね。積極的に人と関わろうという姿勢を感じます。
「やさしいインターネットの世界」を守るために
ー澤村さんが、今後ピースオブケイクの社内でやりたいことを教えてください。
いまはサービス自体がすごく伸びているので、注目されてユーザーもすごい勢いで増えています。今までどおりユーザーに寄りそった改善をどんどん出し続けて、 note の良さは守りつつ「みんなが住みやすい街」にしていきたいですね。
ー「 note の良さ」はどんなところに感じていますか?
「やさしいインターネットの世界」だと思っています。自分が考えていることを否定されたり荒らされたりせずに「安心して発言できる場所」でありたいです。
リアルな対話だけではなく、オンライン上でもありのままに発信していけたら共感する人との出会いも広がる。出会いや交流によって人生が豊かになる。note はその手助けができたら嬉しいです。
わたしも入社してから note を書きはじめましたが、note ユーザーはすごくポジティブというか優しい感性を持っている人が多い印象があります。相手を励ますし、あまりネガティブなことを言わない人が多いなって。そんな空気感のなかで書いていると、安心して前向きな気持ちで書きつづけられるんです。
note があることで救われる、人生が豊かになる人たちを想像しながら仕事に取り組む澤村さん。仲間の志に触れて、ますます仕事への意欲が高まるインタビューになりました。
ピースオブケイクでは、エンジニアを募集しています。少しでも興味がある方は、こちらからご応募ください。