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毎回100近いスキがつく岩手県・遠野高校のnote、運営の高校生がnoteオフィスに来てくれました。

こんにちは。note公共・教育ディレクターの青柳です。

みなさん。ほぼ毎日noteを投稿し、毎回100前後のスキがつく高校の公式noteがあることはご存知でしょうか。

それは岩手県立遠野高校のnoteです。

2024年2月27日。この遠野高校のnoteを運営する生徒会のみなさんと先生が、四谷のnoteオフィスに来てくれました!

学校のnoteの運営方法を聞いたり、次に書きたい記事の企画を考えるワークを行いました。

このnoteでは当日の様子をレポートしたいと思います。

遠野高校のnoteが気になるひとや、noteの教育の取り組みに興味があるひとは、よかったら読んでみてください。ワークで生徒のみなさんが考えた記事の企画も紹介しています!

岩手県教育委員会が主催する「いわて高校魅力化PRアワード」で最優秀賞を受賞した遠野高校。今回はその副賞で東京へ。

noteオフィスに来てくれた高校生と先生をご紹介

まずは今回来てくれた3名の生徒さんと引率の先生をご紹介します!

小松平さん、村上さん、佐々木さんがnoteオフィスの入り口に立っている写真
左:小松平さん 中央:村上さん 右:佐々木さん

東京に来るのは3回目の小松平さん(写真左)。話し方が丁寧で敬語がとてもきれい。noteでも時候の挨拶を大事にしているそうです。でもnoteは20分で書く。

東京にはじめてきたという村上さん(写真中央)。noteはじっくり時間をかけて丁寧に書くタイプ。

生徒会長の佐々木さん(写真右)。遠野高校のnoteでは、会長のひとりごとという連載をもっています。この日の起床時間は5時30分。

引率は生徒指導課主事の齊藤先生。岩手県教委がnoteの導入を決めてはじめてnoteを知ったそうです。今となっては連続投稿もこなす、ものすごいnoteクリエイターです。

イベントスペースnote placeのステージで記念撮影

まずはせっかくオフィスまで来てくれたので、社内を見学してもらいました。

ただnoteはフルリモート勤務で出社組は多くはなく、ちょっとがらんとした社内……。

イベントスペースnote placeを案内すると「景色が最高にいい!」「配信卓がかっこいい!」「ステージまわりの置物がかわいい!」と大人気でした。

イベントスペースnote placeの窓から見える景色の写真
この日は風が強いけれど晴れていたので、見晴らしがいい!

ステージにあがって写真を撮っているとたまたまCEOの加藤さんが通りがかったので、4人で撮ってみました。加藤さんの引率の先生感がいいですね。

3人の高校生とnote CEO加藤さんの写真
加藤先生感

オンライン会議がしやすい一人用のBOX席が、なぜか高校生からは大好評。

試しに入ってみる生徒会長の佐々木さん。すごくいい笑顔。「音が遮断されて集中できる!すごくいい!」と喜んでくれました。

BOX席に入ってピースをする佐々木さんの写真
ピースしてくれる佐々木さん

Welcomeランチのピザパーティで聞く、遠野高校noteはどうやって運用しているの?

ランチはピザパーティにしました。note社員5名をよんで、おしゃべりしながら食べることに。

ピザを食べる高校生とnote社員の写真
自分ですきなものをとって食べるスタイル

先生には遠野高校のnoteについて色々と聞いてみました。

遠野高校のnoteは毎回100前後のスキがつくほどファンがいるアカウント。しかも毎日のように更新しています。多忙な教員業務の合間に、これはものすごいことです。誰がどんな風に書いているのか、なぜこんなにファンがついているのか、知りたくて仕方ないnote社員。

遠野高校では、生徒会を担当している齊藤先生と校長先生の2人がメインでnoteを書いているそうです。必須業務ではなく、発信したほうが生徒にとっても学校にとってもよいと考え、続けているという齊藤先生。

公開した記事は、保護者向けの連絡ツールでシェア。保護者やOBのファンが多いそうで、それは公開した記事をしっかりとシェアしているからでした。スキ数の多さも納得です。

noteに投稿された遠野高校の記事一覧
遠野高校のnoteには安定して100前後のスキがつく

とはいえまったく直接の接点がない読者もいるそう。新しいファンの獲得にもつながっているようです。

今までは先生たちがメインで書いてきたけれど、これからは生徒が自分で発信するようにしていきたいという先生。教員が発信するよりも、生徒が自分の言葉で表現した方が魅力が外に伝わると考えている、と話してくれました。

最近は生徒会メンバーもnoteを書くようになり、少しずつ先生がイメージする形に近づいてきているようです。

村上さんにnoteの記事を紹介するリサーチャーの仙田さんの写真
村上さんにnoteの記事を紹介するリサーチャーの仙田さん

生徒の皆さんは、書いたnoteにスキがついたり、リアクションがあるので書くモチベーションになっていると教えてくれました。

遠野の逸話という記事をnoteの人にオススメしてもらったことがあって、うれしかった」と生徒会長の佐々木さんが言うので、気になって誰なのか探してみました。

……CFOの鹿島さんでした!

あらゆるクリエイターのnoteを読んでいるCFO。

次に書きたいnoteの企画を考えよう!ワークをしてみた

noteの書き方講座と、次に書きたい記事の企画を考えるワークも行いました。短い時間で企画からプレゼンまで余裕たっぷりにこなす3人。

noteの書き方講座と、次に書きたい記事の企画を考えるワークを行う高校生たちの写真
ホワイトボードをつかって考えてみました

3人が考えた記事の企画をご紹介します。

小松平さんは「スマホの使用を一部解禁してほしい」という提案をまとめた記事の企画を考えました。

「授業中使っちゃいけないのは当然として、使えることでむしろメリハリができて…」とものすごく建設的で具体的なメリット提示を考えている小松平さん。本当に20分でnoteが書けそう。

記事のタイトルは「スマホ使用がOKになった世界線」。

ホワイトボードの前に立つ小松平さんの写真
部活はソフトテニス部の小松平さん

村上さんは「制服のルールを変えてほしい」ので生徒アンケートをとって、ルール変更の必要性を先生に伝える企画を考えました。

生徒みんなの意見を集めて記事にまとめて、よりよい学校生活を送るための提案をしようとは・・・さすが生徒会メンバーです。

記事のタイトルは「学校の制服を変えたい!」。

ホワイトボードの前に立つ村上さんの写真
部活は音楽部(合唱)の村上さん

生徒会長の佐々木さんは「大好きな画家の魅力を伝えて、美術館に足を運ぶ人を増やしたい」とのこと。会長の企画が、一番学校生活と関係ないところがいい。

ちなみに「美術館の場所は栃木県」だそう。岩手県も遠野市も関係なかった。自分のすきが爆発していて、それもとってもいい!

記事のタイトルは「とある画家を熱く語る高校生」。

ホワイトボードの前に立つ佐々木さんの写真
中学のときは吹奏楽部だった生徒会長の佐々木さん

「3人にはこの企画を元にnoteを書いてもらおう」と先生。遠野高校noteで読める日が来るみたいです!

笑顔の高校生たちの写真
プログラムの最後にお礼の言葉をくれる生徒のみなさん!いい笑顔でうれしい

遠野市の名物もお土産にもらいました。パッケージのデザインがすごくかわいいお菓子です。note社員みんなでおいしくいただきました!

「明がらす」という遠野名物のお菓子をくれる小松平さんと受け取るnote PRの森本さんの写真
「明がらす」という遠野名物のお菓子をくれる小松平さんと受け取るnote PRの森本

noteからはノベルティのトートバックやメモ帳やステッカーをプレゼントしました。メガネふきも。

かわいいイラストとロゴいりのメガネふきの写真
かわいいイラストとロゴいりのメガネふき

この日来てくれた3人は、みんな高校2年生。中学からほとんどの時間をコロナ禍で過ごしてきた世代です。

つくりたかった思い出も、学びたかった経験も、たくさんのことをあきらめながらの青春だったかもしれません。

今回の東京への教育旅行が、たのしい思い出の一つになってくれたらいいなと願いながら、お見送りしました。

エレベーター前で高校生たちを見送るnote社員の写真
このあとの予定も楽しんでね!と送り出す

最後に。引率で来てくれた遠野高校の齋藤先生から、プログラム終了後にいただいたメッセージを紹介して終わりたいと思います。

生徒たちは、コロナの状況下で、外へ出る機会や学ぶ機会を失っていたわけですが、今年度になって通常どおりの学校生活に戻りつつあります。

しかしながら、失われた3年間というのはやはり大きく、本来得るべき経験から新しい発展的な思考に到達するのに時間がかかっています。

若々しいアイデア、感性を磨くためには外部の方々とふれあい、考え、行動することが大切で、その機会をnote株式会社様からご提供いただいたことは生徒にとって貴重な体験でした。

今後もnoteを通じて、遠野高校の生徒と引き続き関わりを持っていただければありがたいと思います。

岩手県立遠野高等学校
生徒指導課主事 齊藤

文:note公共・教育ディレクター 青柳望美


この記事はnote社のオープン社内報として、高校生が来てくれた様子や当日の雰囲気をレポートしました。

オープン社内報は、一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開することで、会社の中の様子を感じとってもらう記事企画です。

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