テックチャレンジ補助、どう使う?おすすめの勉強法をエンジニアに聞いてみた
エンジニアリングについて勉強してみようと思っても、なにから始めればいいのかわからずに諦めた経験のある非エンジニアは多いのではないでしょうか。
かくいう私も、勉強するぞ!と思って分厚い本を買ったものの、途中で挫折してしまったことがあります。
noteでは、2022年9月に「テックチャレンジ補助」を導入しました。社員がテック領域に関する勉強をする際にかかる費用を年間最大12万円まで補助する制度で、エンジニア以外も利用できます。
社内でも「これを機にエンジニアリングについて勉強したい!」という声があがり、Slackの雑談チャンネルで非エンジニアでも始めやすい勉強法を聞くスレッドがたつほど。
そこで今回は、社内のチャットを参考に、技術についての勉強に役立つツールや書籍をご紹介していきたいと思います。
オープン社内報とは?
一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開することで、会社の中の様子を感じとってもらう記事企画です。
本日の担当:採用広報 岡田
非エンジニアにおすすめの勉強法
はじまりは、CDO宇野さんのこんな投稿でした。
noteのテックチャレンジ補助導入が目前となった8月末。
エンジニアではないメンバーも含めて年間上限12万円まで、テック領域の学習費用の補助が受けられることになり、社内は盛り上がりを見せていました。
エンジニアリングマネージャーの海野さんのTweet。勉強がんばります!
とはいえ、私自身、一度挫折している身。いわば「学習の成功者」であるエンジニアのおすすめツールや勉強法を聞いてみたい! そんな思いでSlackをチェックします。
社内の優しいエンジニアから、ぞくぞくと寄せられるコメント。こういうちょっとした投げかけにみんなでわいわいできるのは、noteのいいところだなと改めて感じます。
この記事では、Slackに寄せられたコメントなどを参考に、非エンジニアでも取り組みやすい勉強法をご紹介します。
ぜひテックチャレンジ補助を活用して、自分に合ったツールを利用してみてくださいね!
今回の補助が使えるおすすめツール
まず、今回導入した「テックチャレンジ補助」を使って勉強ができるツールからチェックしましょう。
Udemy
テック系の動画講座といえば、まずUdemyを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。講座数も多く、初心者向けのテーマもそろっています。定期的にセールも行われるので、とりあえずはじめてみたい人でも安心ですね。
Schoo
非エンジニアでもとっつきやすい講座が多いSchoo。
中には「一度、プログラミングに挑戦したが難しくてあきらめてしまった人」をターゲットにした講座もあるので、私でも大丈夫かも?
Progate
Progateは、レッスン形式でプログラミングを学べる学習ツールです。初歩的なレッスンの一部は無料でも受けることができます。
paizaラーニング
3分程度の動画でプログラミングを学べるpaizaラーニング。回ごとに演習もあるので、実際に自分で手を動かしながら学ぶことができます。
ドットインストール
こちらも短い動画で学べるプログラミング学習ツールです。月額1,080円(税込)のプレミアムサービスを利用すれば、レッスンでわからなかったところを現役エンジニアの先生に質問することもできるそうです。
その他のおすすめツール・勉強法
テックチャレンジ補助で費用補助が受けられるツール・勉強法以外にも、ユニークな勉強法が寄せられたのであわせてご紹介していきます。
Nintendo Switch「はじめてゲームプログラミング」
ゲーム感覚で勉強できると、確かに楽しそう!
ぷよぷよプログラミング
アクションパズルゲーム『ぷよぷよ』をプログラミング学習できる教材で、無料で利用可能です。ぷよぷよ好きにはたまらないですね。
CodeCombat
RPGで遊びながらコーディングが学べる学習サービスで、基本的には無料で使えます。世界中にユーザーがいて、「Python」や「JavaScript」など複数の言語を学べるらしい。
PySimpleGUI
GUI(操作画面)を作ることができるライブラリで、簡単なアプリであれば作成することができるとのこと。確かに、自分で作ろう!と思っても何から始めたらいいのかわからないのでありがたいです。
https://github.com/PySimpleGUI/PySimpleGUI/blob/master/readme.ja.md
また、これから学習を始める非エンジニアへのアドバイスも。
なるほど、何から学べばいいかすらわかっていなかったので、勉強になります。
エンジニアはテックチャレンジ補助をどう使う?
もちろん、noteのエンジニアもテックチャレンジ補助の発表に盛り上がりました。
CTOの今さんは、補助の活用法として、以下のような利用例をあげています。
コンピューターサイエンスの教科書で基礎を学ぶ
GCP/Azure/AWS/OracleCloudといったIaaSをTerraformのようなIaCツールを使いつつ触り簡単なシステムを組んでみる
LeetCode のようなプログラミングを中心としたトレーニングサービスで素振りをする
RubyKaigiのような有料のカンファレンスへの参加
インターネットの仕組みを平易に解説した本でwebを学ぶ
また、社内のエンジニアやプロダクトマネージャーからは「こんなふうに使ってみたい!」という声もありました。
データサイエンス系の何某か
iOS or Androidの開発に入門する
AWSの費用
補助の導入で、これまで読めていなかった本を読み始めたというエンジニアも。
制度をきっかけに、改めて学ぶことへのモチベーションアップにつながっているのが嬉しいですね。
チャレンジを応援するnoteの補助制度
今回の記事では勉強法やツールを中心にご紹介しましたが、noteのテックチャレンジ補助ではこのほかにも、以下のような補助を受けることができます。
テックチャレンジ補助
業務との関連性を問わず、個人開発の技術検証費用、技術関連の書籍購入や資格取得、テックカンファレンスへの参加費用などを対象に年間12万円まで支給
もちろん、補助はエンジニアだけでなく、全社員が対象です。
また、テックチャレンジ補助のほかにも、noteでは複数の補助制度を用意しています。
コンテンツ購入補助
クリエイターの創作を応援するためのコンテンツ購入費用を、年間6万円支給
リモート勤務手当
リモートワーク環境を整えるため、年間最大12万円支給
開発環境ととのう補助
エンジニアの入社時のPC周辺機器購入費用として、5万円まで支給
※本補助とは別で、エンジニアやデザイナー、イベントの配信技術担当には入社時にMacBook Proを貸与しています。14インチまたは16インチ、キーボードも日本語とUSで選択できます。希望者には、ディスプレイも貸与しています。
・CPU:Apple M1 Max
・メモリ:64GB
・SSD:512GB
技術力アップでnoteをさらに強化!
noteでは、約4割の社員が開発に携わるエンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャーです。noteにはまだまだ取り組むべき課題が多く、現状では、私たちが考える理想の10%も達成できていない状況。今回のような制度の導入によって、今後ももっともっと技術力を強化していく予定です。
また、エンジニアと関わりながら仕事をしているその他の社員も、エンジニアリングに関するスキルや知識を身に付けることで、noteはもっといいサービスになっていくはず。
開発に直接関わることは少ない非エンジニアのみなさんも、この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね。
今回のバリュー
すばやく試そう / Try First
新しいことに取り組む時、まず、すばやく、小さく、試すことからはじめます。大きな問題は分割し、議論が長引きそうなときには、どんどん手を動かして、動くものを前に議論します。大事なのは事業を具体的に前にすすめることです。
クリエイティブでいこう / Be Creative
クリエイティブというのは、ある状況に対して、前向きに楽しく問題を解決しようとする姿勢を指します。どんなに困難に見える課題でも、クリエイティブに解決する糸口は必ずあります。note株式会社のメンバーはそれを追い求めます。