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子どもの無邪気な遊びが招いた、最凶のオカルトホラー。創作大賞2023の受賞者・霜月透子さんの作品がついに書籍化

応募総数33,981件の日本最大級の創作コンテスト「創作大賞2023」で新潮文庫nex賞を受賞した、霜月透子さんの小説が書籍化。受賞作品に改稿を重ね『祈願成就』として、新潮文庫より5月29日(水)に発売されます。

それは、子どもの無邪気な遊びのはずだったーー。凄惨な事故死を遂げた郁美。その葬儀に集まった幼なじみ4人は小学生の頃、願いを叶えるために郁美が行っていた“おまじないの儀式”に参加していた。彼女の死を境に、4人は不気味な影に悩まされ、おぞましい事故や原因不明の災厄に見舞われる。無邪気な遊びに潜む恐ろしい罠とはーー?

新潮文庫nexは、受賞時の選評にて「先の読めないホラー展開、そしてイヤミス的な味付けもあり、読者を一瞬たりとも飽きさせない非常に面白い作品」とのコメントを寄せています。平穏な日常が暗転する、絶望に満ちた最凶イヤミス×オカルトホラーとなった本作品。ぜひお手に取ってご覧ください。


著者・霜月透子さんのコメント

創作大賞を知ったのはSNSでした。勢いでnoteにアカウント登録し、応募しました。そのため、受賞してから賞の規模と反響に驚いた有様です。応援してくださった方には感謝してもしきれません。

小説を書き始めてちょうど10年になります。私にはホラーが向いていると提案してくれたのはその10年間に出会った方々でした。そして書籍化する中で新たに出会った方々とチームで作り上げる喜びも知りました。

執筆という行為は私にとって癒しと喜びと希望を与えてくれます。感動であれ恐怖であれ、私が読者の心を震わせることができたとき、私の心もまた震えます。これから読者のみなさまと互いに感情を動かし動かされる喜びを味わっていけたら嬉しいです。

新潮文庫編集部 担当編集・大島有美子さんのコメント

創作大賞では、いわゆる「ジャンル小説」でありながらも、王道ではなくひねりのあるエンタテインメント作品の書き手を探していました。その点『祈願成就』は理想の作品でした。本作は意外なことに「恋愛小説部門」に応募された作品でしたが、ホラーであり、イヤミスであり、最後まで読むとなぜ「恋愛小説」だったのかもわかる、非常に多彩な魅力を持った作品です。書籍化にあたって霜月さんには、「もっと怖くしてください」「もっと気味悪くしてください」というお願いを重ねましたが、毎回期待以上の改稿をいただき、震えながら嬉しく読みました。「夜、ひとりで読むのが怖い!」、そんな小説に仕上がりました。どうぞお楽しみください。

著者プロフィール

霜月 透子(しもつき とおこ)
神奈川県生まれ。2023(令和5)年、『祈願成就』で創作大賞(note主催)新潮文庫nex賞を受賞。『夢三十夜』、『5分後に意外な結末』シリーズ、電子書籍『カプセルストーリー』シリーズなどアンソロジーへの作品提供多数。
note:https://note.com/toko_shimotsuki X:https://twitter.com/toko_shimotsuki

『祈願成就』

著者:霜月透子 発行:新潮文庫 定価:693 円(税込) 
ISBN:978-4101053417 発売日:2024年5月29日 判型:A6判 頁数:320頁

クリエイターの活躍の場を広げる取り組み

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