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「少年ジャンプ+」とnoteが開催した「少年ジャンプ+× note 原作漫画賞」 結果発表!マンガの原作となる文章の応募総数は3,416件

noteは、少年ジャンプ+編集部と実施した新たな才能を発掘する共同コンテスト「少年ジャンプ+× note 原作漫画賞」の結果を3月30日に発表しました。

本コンテストは文章でストーリーを創作してきたクリエイターの活躍の幅を広げ、これからのヒット作を担うマンガ原作者を発掘するものです。2022年11月17日(木)から2023年1月12日(木)の約2カ月の間に、ジャンルも形式もさまざまな3,416件もの作品を応募いただきました。

大賞に選ばれたのは、連載部門で応募した野宮有(ノミヤ・ユウ、小説家)さんの「魔法少女と麻薬戦争」。優秀賞は、読切部門で応募した小野上明夜(オノガミ・メイヤ)さんの「白き寿ぎ」(シロキコトホギ)です。それぞれ「少年ジャンプ+」編集部の担当がつき、クリエイターの活動をサポートしていきます。なお、受賞作品はnote上でご覧いただけます。

受賞作品

大賞(1名)
魔法少女と麻薬戦争|野宮有(小説家)さん(連載部門)

「少年ジャンプ+」編集部からの講評
魔法少女×麻薬ビジネス、という異色の組み合わせが強烈な作品でした。序盤から展開を出し惜しみせず、各話の引きも巧みで、読者をどんどん引き込もうという工夫を感じました。メインキャラクターの煤井と凛々それぞれの内面をしっかり掘り下げ、この二人が絡む面白さを明確にする、二人の関係性をより深めるエピソードを盛り込む、など、バディものとしても満足度の高い作品を目指してほしいと思います。

優秀賞(1名)
白き寿ぎ|小野上明夜さん(読切部門)

「少年ジャンプ+」編集部からの講評
現実を創作の世界に上手く落とし込んでいた作品で、ストーリーも読者が作品に引きずり込まれるような構成で整えられていました。マンガにして絵がついた時にこの作品の魅力が高まるかという点を考えると、もう少し絵の演出という観点で展開を考えても良かったようにも感じました。世界観を作る力は十分に感じられたので、次は絵で見せた時にさらに読み応えが増すような作品を考えてみて欲しいと思います。

▼コンテストの詳細はこちら

コンテスト実施の背景

コミック市場は、2018年から2022年までの5年間で約1.53倍の6,770億円に成長しています(※)。また同市場における電子コミック比率は、マンガアプリや電子書籍の普及も追い風となって2018年の約45%から2022年は約66%まで拡大。電子媒体は、紙媒体よりもコンテンツを掲載する場所の制約がないため、クリエイターが自分の作品を連載できるチャンスも広がっています。

より多くの読者を惹きつけるために、各レーベルはマンガ家はもちろん、原作者の発掘にも力を入れています。小説家や脚本家を目指す方、文章やストーリー作りが得意な方に、ニーズが拡大している「マンガ原作」という道の存在も提示できると考えて、本コンテストを開催しました。
今回受賞したクリエイターを筆頭に「少年ジャンプ+」編集部とクリエイターの新しい出会いの機会を提供することで、noteはマンガ業界のさらなる発展にも寄与します。

※ 公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所発表 2022年コミック市場推計より(https://shuppankagaku.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B92302.pdf)

審査員からの総評

「少年ジャンプ+」編集部 

「少年ジャンプ+ × note 原作大賞」にたくさんの応募ありがとうございました。

どの投稿作品も、キラリと光る工夫や個性、熱量が感じられました。

その中でも「少年ジャンプ+」編集部としては、本来「漫画家さん自身でも物語は作れるにもかかわらず、あえて漫画家さんに作画してほしいと感じる唯一無二の漫画原作であるかどうか」という観点を重視して選考いたしました。その点で、『魔法少女と麻薬戦争』は魔法少女と暴力団や麻薬取締官といった一見異なる設定の組み合わせに企画性を評価できると考えて大賞とさせていただきました。

note運営事務局

noteには日々たくさんの物語作品が投稿されており、ジャンルもさまざまです。今回も、恋愛、バトル、ファンタジー、ミステリーなど幅広いジャンルで、独自の発想を盛り込んだ作品が多く集まりました。

noteが重視していた審査のポイントは3つ、「キャラクターの人物像が絵で想像できるか」「設定のオリジナリティ」「続きが読みたくなる作品か」。受賞作は、どちらもこれらのポイントを満たしており、マンガとして形になった姿をみてみたい作品でした。原作の文章も読み応えがありますので、未読の方はぜひお読みください。

最後になりましたが、たくさんのご応募をありがとうございました。noteは今後も、クリエイターのみなさんの活躍を後押しする企画を行う予定ですので、ぜひまたご参加いただけますと幸いです。

クリエイター発掘のための取り組み

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げるnoteでは、次世代のクリエイターの才能を発掘するための取り組みを積極的に行っています。さまざまな施策を通して、noteがクリエイターの本拠地になることを目指します。

●創作大賞(2022年第1回開催)

●noteで活躍するクリエイターへのインタビュー記事

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