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デザインの力で事業を支える!note CDO室メンバーのバリュー発揮事例

「デザインの力でnote社とその事業を支え、けん引する組織」

noteのCDOであり、noteのデザイナーが所属する組織CDO室のマネージャーでもある宇野さんは、CDO室をこう定義します。

noteでは、デザイナー・プロダクトマネージャー・エンジニアなどがプロジェクトごとに連携しながら開発を進めていますが、2023年の組織改編を機にデザイナーの横断組織として再定義されたのがこのCDO室です。

とはいえ、それぞれのデザイナーがどのような挑戦をしているのか、一緒に働く機会の少ないメンバーには見えづらいもの。そこで、CDO室の体制やバリューを発揮した仕事の一部を、オープン社内報としてご紹介します。
noteのCDO室の頼れるメンバーについて知り、デザインを考えるきっかけにしてみてくださいね。

オープン社内報とは?
一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開することで、会社の中の様子を感じとってもらう記事企画です。
本日の担当:採用広報 岡田

※この記事は、noteで毎週開催している全社員ミーティング「全体会」で各組織のマネージャーから紹介された、メンバーの「バリュー」体現事例をもとに作成しています。バリューとは、組織が向かうべき使命・目標を達成するための指針となる、価値観や行動指針のことです。


3つのチームでデザインの力を最大化する

CDO室は、プロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、デザイン推進の3つのチームで構成されています。プロダクトデザインは主にnoteの開発を担当するチーム。所属するプロダクトデザイナーはCDO室と開発グループを兼務する形で、日々の開発に携わっています。
また、コミュニケーションデザインはnoteのブランディングなどを担当するチームです。

この2つのチームはそれぞれ他部署と連携しながら業務にあたっています。一方、デザイン推進チームはCDO室独自の活動を展開しているチームです。

プロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、デザイン推進の3つのチームと所属メンバー

2023年のCDO室のキックオフで、「noteにデザインの力を取り戻せ」というスローガンを掲げたという宇野さん。決してこれまでデザインが軽視されていたわけではありませんが、スピードを重視するあまり失われつつあった大局的な視点や、部門間の連携を取り戻すための宣言でした。

noteのデザイン組織の変遷については、以下の記事でもご紹介しています。

スピードと質の両立を目指して

組織の立ち上げにあたり、CDO室では、3つの目標を設定しました。まずは当初の課題でもあった「スピードと質の両立」。そしてデザインをデザイナーだけのものにせず、noteのみんなで考えるために「デザインの力をくばる」ということ。

さらに、「意味的価値の創出」。これは定量的な価値だけではなく、定性的なデザインの価値をしっかり考えるような体制を作っていこうという思いから目標に置きました。

この目標を各デザイナーがそれぞれの業務に落とし込み、2024年にさまざまな挑戦を行ってきました。ここからは、それぞれのメンバーの取り組みと、発揮したバリューをご紹介します。

ayuさん: ワークショップを主催し、再現できるよう型化

バリューを発揮した一人目は、プロダクトデザイナーのayuさん。デザイナーが集まるワークショップを主催し、そのプロセスを型化することで、誰でも再現できるようにしました。

これまでも、デザイナー間で課題を持ち寄って話し合う機会はありましたが、定期開催ではなく必要に応じて実施していた状態でした。

「課題を解決することはもちろん大事ですが、その一歩先を考える。再現性を持って自分以外でもできるように取り組んでくれました」という宇野さん。

現在はその型をもとに、デザイナーが隔週で課題を持ち寄れるように。実際に、このワークショップから機能のカイゼンなどにもつながる施策が生まれています。

【発揮したバリュー】大きな視点で考えよう・すばやく試そう

zackieさん:法人向け高機能プランnote proのデザインを推進

zackieさんが所属しているのは、法人向け高機能プランnote proの開発チーム。開発には幅広いクリエイターに向けて開発を行うnoteとは異なり、BtoBサービスだからこその視点が求められています。

採用やブランディングなどに課題を感じる企業を支援するため、長期的なスパンで機能を開発することも多いnote pro。zackieさんから相談を受ける機会が多い宇野さんは、「まったく忌憚のない意見をぶつけてくれる」とその頼もしさを語ります。

じっくり、ゆっくりやることも大切ですが、半年間じっくり時間をかけて準備をしたうえで失敗してしまうと、開発自体のスピードが下がってしまう。そのため、「1ヶ月間でここまでやりましょう」「この施策には今は時間をかけずに、別の方法で取り組みましょう」と提案してくれるzackieさんの視点があることで、スピード感を持った効率的な開発が実現されています。

note proのデザインについては、以下のインタビューで詳しくお聞きしています。

【発揮したバリュー】大きな視点で考えよう・すばやく試そう

623さん:「1年前からいた?」といわれるほど、頼りになる新メンバー

紹介された時点で、入社からまだ1ヶ月程度しか経っていなかった623(むつみ)さん。
にもかかわらず、さまざまな社内事情や課題をくみ取り、すでに2つの施策のデザインを完成させました。今後は、これまで個別に開発が進んでいた、アプリとウェブのデザインの統一という難しい課題にも挑戦していく予定です。

「課題はここにあるんじゃないですか。ここが決まれば、先に進める気がします」と、入社から間もないながらもリーダーシップを持ってプロジェクトを推進しています。

623さんの入社エントリはこちら👇

【発揮したバリュー】すばやく試そう・常にリーダーシップを

臼井さん:デザインシステム「Palette」の守り神

UXエンジニアの臼井さんは、noteのデザインシステム「Palette」の管理者として、CDO室に兼務で所属しています。

デザインの品質と生産性を担保するためにデザインシステムは不可欠ですが、その運用は簡単ではありません。システムが大きく複雑になりすぎると、かえって使いづらいものになってしまうケースも多く、デザインシステムをうまく活用しきれなくなることもあります。

むやみに機能を増やしすぎず、今後もデザインシステムを使い続けていくためにはどういったかたちがいいのかを常に検討・判断してくれているのが臼井さんだと、宇野さんはいいます。

デザインシステムについて、臼井さんが登壇したイベントでもお話しされています。

【発揮したバリュー】すばやく試そう・大きな視点で考えよう

iguchiさん・kimさん:エンジニアイベントのブースデザイン設計

コミュニケーションデザインチームのiguchiさんとkimさんは、今年初めて、エンジニアが出展する国際カンファレンスRubyKaigiのブースデザインを担当。現地に同行することで、予想外の事態にも臨機応変に対応しました。

デザイナーならではのクリエイティブな視点での提案やカイゼンを繰り返して、技術広報を担当しているmegayaさんからも「技術イベントにはデザイナーを連れて行くべき!」と絶賛されたお二人の仕事ぶりは、以下の記事でもご紹介されています。

【発揮したバリュー】クリエイティブで行こう・大きな視点で考えよう

デザインの力で未来を描く

文字通り、デザインの力でnote社とその事業を支え、けん引するCDO室のメンバーたち。その取り組みは日々のデザイン改善にとどまらず、さまざまな挑戦につながっています。

noteのデザイン組織は今後も新たなメンバーを迎え、さらに成長していく予定です。

それぞれの取り組みやメンバーのnoteは、以下のページでもご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。


今回のバリュー

おおきな視点で考えよう / Think Big
さまざまな課題に出会ったときに、短期的なことにとらわれずに、長期的な視点と顧客視点を持って、大きな視点で考えるようにします。売り上げも利益も、サービスに持続可能性をもたらす燃料にすぎません。自分自身と、家族、友人、そして社会に誇れる仕事をしよう。

すばやく試そう / Try First
新しいことに取り組む時、まず、すばやく、小さく、試すことからはじめます。大きな問題は分割し、議論が長引きそうなときには、どんどん手を動かして、動くものを前に議論します。大事なのは事業を具体的に前にすすめることです。

つねにリーダーシップを / Leadership
note株式会社のメンバーは、あらゆることに当事者意識を持って、率先して行動します。傍観でも、感想でも、批評でもなく、まず自分が行動することを重視します。どんなときも問題を解決する意志を持ってことに臨みます。

クリエイティブでいこう / Be Creative
クリエイティブというのは、ある状況に対して、前向きに楽しく問題を解決しようとする姿勢を指します。どんなに困難に見える課題でも、クリエイティブに解決する糸口は必ずあります。note株式会社のメンバーはそれを追い求めます。

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