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noteのみんな

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noteで働く仲間の、お仕事noteや社員インタビュー、イベントレポをまとめるマガジンです。
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#オープン社内報

noteのデータアナリストチームでやったことの振り返り [2022年]

こんにちは、noteでデータアナリストをしているrinascimentoです。 2021/10にnoteへジョインして、早いもので1年が経ちました。スタートアップへ転職するとこんなにも時の流れが早いのか、と思うくらいアッという間の1年間。note社はもちろんのこと、データアナリストチームとしても色々チャレンジした1年だったので、何をやってきたのか振り返ってみたいと思います。 やったことは、おおきく3つ(+‪ α‬)のPartに分けてご紹介します。 意思決定支援 Part

会議は夕焼けに勝てない

いつも気づいたら始まっているフジロックフジロックが金曜に始まった。フジロックは決まって月曜には食い込まず、金曜に僕たちの足を爪先から噛んでいくのだ。13時あたりに足がヒリヒリとしてきたら、もう見知ったアーティストが機嫌良く苗場を振動させている頃だったりする。慌ててWebブラウザを開き、さらに小さな窓を覗く。窓の奥で今年はKIKAGAKU MOYOが展開し交響していた。初めて観るバンドだと気を抜いた束の間、うねるパワフルなドラムと螺旋する彼らの繊細さが耳の管を通り、脳を激しくノ

目標設定と過剰な明晰さに抗うこと

こんにちは。noteでプロダクトマネージャー(PdM)をしているじつぞんです。note社は11月決算という珍しい会社で、この6月から下半期がスタートしています。7月からが下半期という会社では、今まさに今年の初めに設定した目標を評価し、来期の目標を設定しようというところだと思います。この記事では、僕の目標設定の考え方をまとめます。どなたかのお役に立てば嬉しいです。 この記事で言いたいこと目標設定というのは、組織にとって大事なものであるがゆえに論理的な明晰さが求められます。しか

note 8周年と、自分でコンテンツを販売してわかったこと

noteは2014年にサービスがスタートしてから、この4月に8周年を迎えることができました。 今回はnoteにまつわる様々な数字を公開していて(以下)、クリエイターエコノミーの広がりを感じていただけるのではないかと思います。 また、上記の記事ではクリエイターの売上についても触れています。簡単にまとめると、以下のような数字です。 note上で収入を得ているクリエイターの数が10万人を突破 年間トップ1,000のクリエイターの売上平均は667万円 これまでnoteで累計

note iOSアプリで利用していたAPIライブラリを統一した

こんにちは。noteでiOSアプリの開発をしているかっくんです。 この記事は「noteのみんな Advent Calendar 2021」21日目です。 振り返りそういえば昨年もAdvent Calendarで何か記事を書いたなと思って見てみると同様に負債の返済をしていました。 この記事も例に漏れず負債を返済したという内容の記事なのですが、これはAdvent Calendarの宿命かもしれないですね。 アプリの歴史noteのiOSアプリの歴史は意外と古く、2014年ごろ

リーダーとメンバーが知っておくと、心が楽になる3つの理論

最近、新しいミッションが決まり、自分がマネジメントしているチームから離れることが決まりました。 関連する引き継ぎ進行中ですが、新しいリーダーと、新しいリーダーを迎えるメンバーに向けて、僕が知っていて心が楽になった3つのリーダーシップ理論を、よい機会なので置いておきます。 そもそもこういうタイミングって、両者気負ってしまいやすいですよね。 でもこの3つを知っていると、リーダーとメンバーがお互いの役割を尊重して、自然体でチームを運営していけると思います。 もちろんこういうタ

「個人目標ってどうやってメンバーと設定するの?」を図で説明してみました

リーダーにとって、メンバーの目標設定と振り返りは毎回緊張するもの。 会社の期待に答えなければいけないし、メンバーの成長や給与、そして納得やモチベーションといった、チーム運営における重要要素が集約されたポイントです。 会社・チームの成長と個人の成長を最大化するための目標設定が最終ゴール。 そんな中、リーダー、メンバーともに腑に落ちない目標を設定するのは、お互いの不幸のはじまり。そんな目標だと納得感がある振り返りや査定ができるはずもありません。 前職はMBO型の目標設定を

育った旗はどんどんわたしましょう

自分が抱えている仕事のうち、可能なものは自分より上手くやれそうなメンバー、またはそう信じて託したいひとたちにどんどん渡しています。 その課題に対してより情熱のあるひと。 課題への見識が広いひと。 よりユーザーに寄り添えるひと。 解決するスキルセットがより熟達したひと。 情熱があれば見識やスキルセットが不足していても、こういう視点で経験を与えてあげたいなーと託すこともあります。 こうやってると、ひとりでやっている時よりもより大きな視点が得られたり、もっと速く解決することが

noteが7周年をむかえました

本日、noteが7周年をむかえました。 いつもご利用いただいているみなさん、お世話になっているみなさんのおかげです。ありがとうございます。 4月には新しいメンバーが12人も入ってくれて、会社の社員数も120名を超えました。100人を超えてからは、まだみんなで集まったことがないのですが、いちどやってみたいものです。 noteの仕事は、これまで世の中になかったものをつくる仕事です。 よく「noteにはやさしい空気が流れている」とほめていただきますが、実現する立場のぼくたち

成長と変化を遂げるnote社に、オペレーション企画チームが生まれたわけ

note社は日々変化を繰り返しています。私が入社してはや10ヶ月ですが、あっという間に社員数が100名を超え、事業と組織のフェーズも変わってきました。2021年2月に組織を再編し、法人部門内にある事業開発チームが細分化され、オペレーション企画チームが誕生しました。ここでは、できたてほやほやのオペレーション企画チームが何をしているのかをご紹介したいと思います。 note法人部門を構成する3つの事業と4つのチーム note社の事業と組織のフェーズnote社の事業フェーズは各事

「チームの目標設定や戦略づくりってどうやっているの?」を図で説明してみました

チームで仕事をしていると「全員の課題意識がそろえられない」「目標に対する考えがバラバラ」といった、関わる人の認識の違いからチーム運営がうまくいかないケースがよくあります。 結果、チーム目標やメンバーの目標設定がちぐはぐになり目標達成もしない。 「事業開発」という役割名称がついたのはnoteに入ってからですが、過去9年間、複数の部署・事業にかかわってそんな状況を「整理して前にすすめる」仕事をずっとしてきました。 どんな部署、どんな事業でもチーム戦をするのであればリーダーは

noteモバイルチームの開発フローのカイゼンの変遷

モバイルメンバーが増えた2020年5月からチームとアプリのリリースフローを少しずつカイゼンしてきました。 そんな中で最近はモバイルチームにPdMもジョインしてもらい開発フローのカイゼンも進みました。この記事ではモバイルチームのカイゼンやアプリのリリースフローのカイゼンの変遷を書いていきます。 モバイルチーム突然の増加期2020年5月までiOSアプリの開発者1名、Androidアプリの開発者1名の2名体制でした。そこからiOSアプリの開発者が2名増えました。当初は元々在籍し

note iOSアプリをiPadに対応する上で苦労したこと

 ようやく...ようやく...!!!リリースできました🎉noteのiOS版アプリをiPadに対応することができました!(お待たせしすぎた自覚はあります。申し訳ありませんでした。)この記事ではなぜここまで時間がかかってしまったのか事例を交えながらご説明します。 立ちはだかるフレームレイアウトの画面たち これまでも何度も書いてきていますが元々Objective-C製のアプリだったのを運用しながら少しずつSwift化を進めてきていました。ただ、問題はどちらかというと言語というより

自分が入社時に困ったのでPMチームのローンチプランをつくりました

「はじめの1週間は慣れる。次の1ヶ月間は観察する。」それを新入社員の方にお願いし、立ち上がりサポートするのがローンチプランです。 2020年10月からnote株式会社ではPMチーム(プロジェクトマネージャーチーム)が発足し、11月から新たなメンバーも増えることとなりました。 そのため、新入社員が入社から1ヶ月間、立ち上がるまでの期間をサポートするローンチプラン(launch plan)を作成しました。 作成したローンチプランは社内Wiki上で公開しています ローンチプ