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外部講師をお招きした社内向け「マインドフルネス体験会」レポート

いまや国連の職員にも推奨されているマインドフルネス。その一人者である中村 悟さんを講師に、マインドフルリーダーシップインスティテュート理事の吉田 典生さんをゲストにお迎えし、お昼休みを利用した社内体験会が10月上旬に実施されました。

今回は、参加できなかった社員のみんなにも役立つノウハウを知ってもらいたくて、オープン社内報として当日の様子をご紹介します。

オープン社内報とは?
一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開することで、会社の中の様子を感じとってもらう記事企画です。

マインドフルネスとは、「意図をもって、評価・判断することなく、今、この瞬間に完全な注意を向けた状態」と言われています。これが一体どういうことなのか、体験を通じて理解を深められる機会ということで、30名近くの社員がオンラインで集まりました。

そもそもこの体験会開催のきっかけは、講師の中村悟さんがnoteを好きでいてくださって、普段から活用してくださっていたこと。私、人事・中西と以前の仕事仲間だったこともあって「noteに恩返しがしたい」という大変嬉しいご連絡をいただき、今回の体験会実施の運びとなりました。体験会の冒頭でも、noteへの愛を語ってくださいました!

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冒頭から、あふれる愛を伺えてうれしい。

この体験会を通じて、マインドフルネスとnoteの意外な共通点も見つけることができました。

それは、リモートワークの中でもやりやすい「ジャーナリング(書くことに集中する)」。

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「手を動かして書き続けること」と、「お題」の2つに注意をむけるのがジャーナリングの肝。何も出てこなくても、とにかく書き続ける。それが潜在意識につながって、思ってもいないようなことも手から出てくることもあるそう。おもしろい!
そして今回やったお題は、
「もしも10億円が手に入ったら、わたしは・・・」に決定。
3分間、とにかくひたすら書き続けました。

参加したPRチーム・金子さんは、note記事に綴ってワーク中に公開していました!まさにnoteのバリューの1つである「すばやく試す」!これには講師の中村さんもびっくり。ジャーナリングを実施してみて、「何かに注意を向けて書き続ける」という経験は初めてだったので新鮮でした。
そして、講師の中村さんから、「ジャーナリングとnoteのお題企画の相性がとてもよいのでは」というご提案をいただきました。
たしかに、このお題に沿ってnote上でジャーナリングワークが無限にできそう!

「noteで始めるマインドフルネス」というコンテンツもできそうだし、noteとマインドフルネスのコラボイベントも実施できそうだね、というワクワクする話をしながら、体験会は幕を閉じました。
もっとマインドフルネスの細かな話が聞きたい、と思ってくれた方へ。詳しい体験会のコンテンツはこちら。以下の流れに沿って、振り返ってみたいと思います。参加できなかった人も読んでみて、参考にしてみてください!

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0. チェックイン

本編に入るまえに、「自分の気持ち」に向き合うチェックインを行いました。「いま、率直に感じていることは?」という問いに対して、zoomのチャットに書き込みます。ここで大事なのは、「考えていること」ではなく、「感じていること」という気持ちの部分に向き合うことです。

参加者からは、「ザワザワ」、「すごくワクワク!!!」、「少し眠い」、「どんなことやるんだろう?」など、さまざまな「感じていること」がチャットに書き込まれていきました。

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私自身書いてみて、普段「いま率直に感じていること」を聞かれることってほとんどないなと思いました。自分の気持ちに向き合い、それを参加者で共有したうえで、いよいよ本編スタートです。

1. マインドフルネス体験before/after

どんなワークが始まるのかなとワクワクしていたら、「とりあえず、1分間ぼーっとしてみよう」とのこと。意識してぼーっとするのは初めての経験だったので、最初は少し驚きました。これは、マインドフルネスを体験する前の状態を感じるためのものだそうです。この体験会参加におけるbefore/afterの差分を明らかにし、「自分はこんなふうに変わったんだ」と認識することが大事なためです。

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私もトライしてみましたが、「みんなちゃんとぼーっとできてるのかな?」「外から音がするな」など考えてしまい、1分間ずっとぼーっとするのって難しいなと思いました。

これで「before」の状態の確認ができました。それではマインドフルネスについて、学んでいきます。

2. マインドフルネスって何?

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中村さん「①意図を持って、②評価・判断することなく、③今、この瞬間に完全な注意を向けた状態。この3つが成り立っている状態をマインドフルネスと呼んでいます」

1つ目の「意図を持って」は、「無意識にではなく意識的に、かつ主体的に」ということ。先ほどの「あえてぼーっとする」ワークもそのひとつ。

2つ目の「評価・判断することなく」は、「できた、できなかった」といったジャッジメントはしなくてよい、ということ。「ぼーっとできた、できなかった」といったことも考えなくてよいそうです。

3つ目の「今、この瞬間に完全な注意を向けた状態」は、「油断すると過去や未来のことに感情が行きがちだけれど、その逸れた注意を今この瞬間に戻すのが大事」ということ。

これらは、スノードームを振って、雪が舞い降りている状態に近いそうです。体験会でも、アナと雪の女王のスノードームを振って再現されていました。「このスノードームの雪が舞っている状態を客観的に観察できるような視点になっているのか、が非常に大事」と中村さん。「雪が舞っているからよい、もしくはだめ」といった評価・判断はせず、まさに「ありのまま」の状態を客観的に見れているか。アナ雪と「ありのまま」をかける中村さん、うまい!

マインドフルネスについて少し理解を深めたところで、実際に3分間のマインドフルネス・ワークを行いました。

まずは中村さんから、やり方の説明です。

呼吸に矛先を向けて、注意をそそぐところから始まります。注意のそそぎ方は人それぞれで、「空気の循環やお腹の凹みを感じる」だったり、鼻に空気が通る感覚だったり。呼吸に注意を向けて少し経つと、どうしても気がそれてしまう。でも、気が逸れてしまうことは悪いことではなく、それに客観的に気づくことが大事。客観的に気づけば、扱うことができるので、それた注意を呼吸に戻していく。

このサイクルをまわし、いったりきたりすることで脳や心の筋トレになるということです。

座り方は、「呼吸しやすい姿勢」を整える。下半身は安定させ、上半身はリラックスした状態がよいそうです。

3分間やってみて、自分がどんな状況だったかをふりかえりました。

中村さん「みなさんにとって、この3分間がどんな時間だったか。最初の1分間ぼーっとしてみた時間と、今の3分間で違いがあったか。違いがなければいけないわけではなく、違いがない場合はそのことを客観的に認知できていればよい。わずかでも差分があったら、チャットに書いてみてください」

チャット欄には、「自分の意識がそれていること自体を認知できるようになった」という感想もあれば、「冒頭でぼーっとした1分間よりも、今の3分間ワークのほうが短く感じた」、逆に「3分間は長く感じた」という声も。こういった「人によってもそれぞれ異なるコメントを書いているな」と俯瞰的に眺めることもメタ認知につながるそう。

3. EIと実証データ、ジャーナリング

ここで改めて、「なぜ今マインドフルネスが注目されているのか」について、さまざまなエビデンスデータとともに学びました。

今はVUCA worldと呼ばれる予測不可能な世の中であり、マルチタスクに追われる日常を生きなければならない。そのためにも、自分自身の散らかりを何とかする手段として実践し、実際に効果を感じられるという点で注目を浴びています。

最近だとwithコロナの生き方のなかで、国連が職員にマインドフルネスを推奨したこともあり、世界的にも浸透し始めているそうです。

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そしてここで、ゲストの吉田さんより、EI(Emotional Intelligence)のお話をしていただきました。

以下は、世界経済フォーラム(ダボス会議)にて発表された、2020年に必要となるであろうスキル。

この中で、2015年版のものから入れ替わっているのが「Emotional Intelligence」および「Cognitive Flexibility」で、この2つはマインドフルネスと親和性が高いそうです。「感情に気づき、それをうまく活用して意思決定や判断につなげる力」が「Emotional Intelligence」。白黒つけづらいことが多い世の中で、しっかりと状況を観察していく認知的な柔軟性が「Cognitive Flexibility」。

これらの土台となるのがマインドフルネスで習得する「気づきの力」と言われているそうです。

だがしかし!なんと、日本のEmotional Intelligenceスコアは世界最下位というデータが出ているそうです。これにより、日本人は世界で最も感情をうまく活用できていないという見方があるとか。これは衝撃ですね・・・!

その中で、とある会社の事例も伺いました。「マインドフルネスの日常的な実践を通して、EQ(=Emotional Intelligence)スコアに変化が見られるのか」、実際に複数の会社にて実験をしたそう。すると、マインドフルネスを習慣化した場合、3ヶ月間でEQスコアは右肩上がり、特に「週3回以上、1回あたり10分以上行った場合は伸び率が高い」という結果が見られたそうです。

習慣化するのって大変だけれど、ここまで変化が見られるのなら続けてみたい!と思いました。

そして残り時間も少なくなる中、いよいよ最後のワークへ!

マインドフルネスのやり方は、以下のようなものをはじめ、たくさんの手法があるそう。

その中でも、マインドフルネスのワークは、1日のうちどのタイミングに実施しても問題なく、習慣化していくことが大事だそうなので、朝起きたあとや寝る前の数分間など、に取り入れて、客観的な認知力をあげていきたいと思いました。

参加できなかったひとにも、この記事をとおしてマインドフルネスについての理解が少しでも進んだらうれしいです!



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